パプリカ 考察。 パプリカの考察と感想と解説:鮮やかに混沌『パプリカ』の評価やレビュー

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「あいつ」の正体に気づいた粉川は、夢の中で殺人事件の犯人を追い詰めて射殺し、トラウマの克服に成功しました。 映画では描かれていませんが、 小山内と理事長にはそのようなバックグラウンドがあったのです。 しかし、そのことだけにとどまらず、台詞や物語の進行も見どころになっています。 子供向けの絵本を見ても、どこか荒唐無稽な感じがあって。 私自身もかなり共感できたのですが 大きな応援ソングへの嫌悪感。 そんな小山内は、映画自体でも暗示されているように、実は原作において乾とも肉体関係を持っていました。 記憶は個人の中で何度も作り直されていくこともありますし、無意識的に消失させようとすることもあります。 彼らは自分の理性を破壊するほどの恐怖を残酷な戦争という現実の中に見たのです。 すこしでも「パプリカ」でほっこりしてくれる人が増えるとうれしいです。
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しかし、家はすでにもぬけの殻で氷室を見つけることはできなかった。 まだ三分の一程度しか読んでいないが、「タイムクエイク」と題されたそのSFストーリーの中で、日本への原爆投下はショービジネスだと書かれている。 この全てが、意識から無意識への転換を暗示しています。 この作品は物語が複雑すぎて、観ている途中で何の話か分からなくなってしまうことがあるからです。 パプリカはピーマンと近しい植物です。 誰が歌うかで音楽の書き方が変わる 皆さん周知の通り、「パプリカ」という楽曲は小学生ユニット「Foorin」が歌っています。 現実も虚構も二つで一つだということです。 自分が作れる応援ソングというのは、そういうところにしかないんだろうなって感じですね。 また、「応援ソング」なのにもかかわらず「前を向こう!頑張ろう!」みたいなフレーズも見られません。
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